第31回リオデジャネイロ夏季五輪が5日開幕する。21日までの17日間、「より速く、より高く、より強く」をモットーに日頃磨いた技を競い合い、どんな記録が出るのか楽しみだ。
治安問題など心配の種もあるが、実はリオ五輪には南米初開催という大きな意義があり、第2次大戦後の独立国で初めて開催された1988年のソウル五輪の先例にも学べるように思える。
振り返ってみると、ソウル五輪は、多くの途上国に勇気を与えた。貧しい独立国が戦火から立ち上がり、わすか40年で世界的なイベントであるオリンピックを開催できたからだ。その後のアジアの発展のシンボルにもなった。南米初開催のリオ五輪にもブラジル、ひいては南米全体の発展のための起爆剤になるよう期待したい。
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