約200億㌆の私財をはたいて、朝鮮時代の宮中で使われた造花の博物館を建てた人がいる。国の無形文化財第124号である宮廷花の職人黄(ファン)・スロさん(85)だ。
朝鮮時代には宮中で多くの儀式が行われたが、花飾りは生花ではなく造花を使った。
「生命を尊重する仏教思想と王家の永遠性を伝えるために造花を使用した。造花を使う文化は中国など古代から存在するが、朝鮮王朝のように絹で作った花をろうで固めたのは世界的にも珍しい。細工に手間がかかるので、一つ作るまで半年はかかる」と話す。
つづきは本紙へ
2019/09/20
約200億㌆の私財をはたいて、朝鮮時代の宮中で使われた造花の博物館を建てた人がいる。国の無形文化財第124号である宮廷花の職人黄(ファン)・スロさん(85)だ。
朝鮮時代には宮中で多くの儀式が行われたが、花飾りは生花ではなく造花を使った。
「生命を尊重する仏教思想と王家の永遠性を伝えるために造花を使用した。造花を使う文化は中国など古代から存在するが、朝鮮王朝のように絹で作った花をろうで固めたのは世界的にも珍しい。細工に手間がかかるので、一つ作るまで半年はかかる」と話す。
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