KAIST(韓国科学技術院)が大学の運営システムをケニアに次いでトルコにも丸ごと移植し、トルコ版KAISTを設立することになった。KAISTは言うまでもなく理工系で韓国最高の大学だ。ロイターが毎年発表する「アジアで最も革新的な大学トップ75」で3年連続1位に選ばれてもいる。海外にそのノウハウを伝授する意味は大きいと思う。
トルコの大統領直属の人材開発委員会のサリム・アタヨ委員長が先月、大田(テジョン)市にあるKAISTを訪れ、申成澈(シンソンチョル)総長に「KAISTをモデルにした大学をつくりたい」と提案した。アタヨ委員長は、各企業に有力な人材を供給している点に特に関心を示し、「サムスン電子などグローバル市場で活躍する企業を育てた経験を学びたい」と語った。この提案は、「大学輸出」に乗り出したKAISTの戦略が各国に拡散していることを窺わせた。
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