最近、科学・医学・芸術などに貢献した人に授与してきたサムスングループの「湖巌賞」が基礎科学に重点を置く形で拡大改編されると発表された。すると、メディアの多くが「韓国版ノーベル賞となるか」と報じた。韓国では平和賞を除き、一人もノーベル賞を受賞していない現実がこのような期待になったようだ。同賞は30年前に制定されたが、来年からは賞金総額も15億から18億㌆に増額される。科学界にとっては大きな朗報だが、実は賞金総額で湖巌賞よりはるかに大きい仮称「世界冠廷科学賞」創設へ向け準備がすすめられている。
その推進役は、「冠廷・李鍾煥教育財団』の李鍾煥理事長(96)で、2022年設立をめざしている。基礎科学を中心に「ノーベル賞を超える科学賞を作る」が目標だ。
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