新型コロナウイルスの感染状況が厳しいインドだが、経済活動を徐々に復活させている。そのインドでも韓流、そして韓国製品と韓国文化全般への関心が高くなり、韓国語を学ぶ若者も増加している。
韓国語教育機関「世宗学堂財団」はデリーなど4カ所にあるが、学習者増加に合わせて最近、5カ所目の世宗学堂をチェンナイに開いた。デリーで韓国語教員として勤務するナ・エチャン氏(35)は、「若者を中心に韓国文化が広がっている。韓流にとどまらず、韓国留学・就職・研究など全般に広がるように支援することが大切だ」と語る。
コロナ感染拡大を受けて韓国に一時帰国したナ氏は、自己隔離中にもオンライン授業を継続した。「10~20代の若者たちはネットで韓国ドラマなどを視聴し、BTS(防弾少年団)をはじめ、K-POPアイドルの新曲をすべて覚えるほどだ」と話す。
デリー世宗学堂の場合、約230人の受講生の80%が20代で、女子学生が88%と圧倒的だ。韓国語を学ぶ最大の理由は韓流の影響だが、LG・サムスン・現代自動車など様々な韓国企業がインドに進出しており、現地採用人材が増える中、就職を希望する女性が多いのも理由だという。
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