ここから本文です

2021/03/05

<鳳仙花>◆福祉活動行う韓国慶南の市民有志◆

 新型コロナウイルスでステイホームを余儀なくされ、生活苦や孤独死などの問題がいままで以上に深刻化している。慶尚南道固城郡にある市民団体「固城郡ナヌミ家族隊」は、これまで以上にボランティア活動の意味が大きくなったとして、感染に気をつけながら活動に取り組んでいる。ナヌミとは「困っている人のために寄付をしたり、ボランティア活動をする人」を意味する言葉だ。

 同団体は、2007年に結成された。当初は地元の家族有志が集まって、ボランティア活動を何度か行って終わる予定だったが、参加者から継続したいとの声が強くなり、現在まで続いている。最初に9家族20人で出発した会員は、現在では23家族60人余りに増えた。朴ジョンウ団長(50)の家族を含めて5家族が発足時からのメンバーだ。

 これまで環境浄化運動、一人暮らしの高齢者への訪問活動、一人親家庭支援、身体障害者と健常者を結ぶ運動会など、様々な活動を行ってきた。朴団長はそれらの活動の中でも、孤独なハルモニ(おばあさん)たちの話し相手を務めたことが、最も記憶に残るという。


つづきは本紙へ