韓国でESG(環境・社会・企業統治)経営に取り組む企業が増えている。10大企業グループでみると、最高意思決定機関の理事会内にESG委員会を設置するなど、ESGへの取り組み強化が目立つ。
では、どんな取り組みをしているのか。サムスングループは、温室効果ガスを多く排出する石炭火力発電事業の新規受注の停止を決めた。現代自動車グループは経営透明化の一環として女性社外理事の拡大を決めた。LGグループは、使用電力の100%再生可能エネルギーへの転換を打ち出した。ロッテグループは、ロッテケミカルが多様なエコ素材の開発を進めている。
ESG経営に最も熱心なSKグループは、崔泰源会長が先頭に立って「企業がESG経営を加速することが環境の危機とコビット19のパンデミックなどを克服する解決策になる」と主張。企業の経営戦略と行動変化を督励している。
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