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2021/06/11

<鳳仙花>◆韓国を襲う超少子化◆

 韓国の少子化に歯止めが利かない。統計庁によると、昨年の合計特殊出生率が0・84にまで下がった。1人の女性が生涯出産すると予想される子どもの数が1人を下回るということだ。出生率は今年さらに下がり、出生児数は25万人を切ると予想されている。2012年の48万5000人に比べほぼ半減するということだ。国際比較してみると、国連人口基金の集計で韓国の出生率は世界198カ国中、最下位。これはもう、少子化どころか超少子化というべき水準だ。

 これだけではない。深刻なのは結婚に対する若者の意識だ。女性家族部の調査によると、20代の女性の53・0%が非婚独身を是とし、結婚しても子どもがいない暮らしに半数以上が同意した。結婚しなくてもいいし、結婚しても産みたくないという女性が増えていることを裏付けた。


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