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2024/08/23

<鳳仙花>◆韓国で街の本屋増える◆

 日本で街の本屋さんが年々減っている。日本出版インフラセンターによると、2024年3月時点の全国の書店数は1万918店で、10年前の1万5602店から4600店以上も減少した。韓国も同様で、韓国書店組合連合会発刊の「2022年韓国書店便覧」によると、03年の3589店から19年には2320店まで減った。だが、21年末現在の書店数は2528店に増え、その後も増加傾向にある。

 韓日で書店数が減ったのは、少子化やネット通販の台頭、コミックなどの電子化などの影響が大きいが、韓国で書店数が再び増えているのは歴史や美術などに特化した棚揃えで活性化を図っている独立系と呼ばれる地域書店が相次いで開業したからだ。詩集だけを売ったり読書会を組織したり、ビールが飲めるなど個性的な本屋も誕生した。


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