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2025/01/17

<鳳仙花>◆共生社会への思い描いた『港に灯がともる』◆

 1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災から30年が経った。同震災では在日コリアンが集住する神戸市長田区も大きな被害を受けた。30年目のきょう、一本の映画が公開される。長田区に暮らしていた在日家族の下に、震災直後に生まれたが、在日としての自覚は薄く被災の記憶もない女性を主人公に、在日にこだわる父との葛藤や、心を病みながらも、一歩一歩前に進む女性の姿を描いた『港に灯(ひ)がともる』である。


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