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2009/08/07

<Korea Watch>近未来の都市空間を体験

  • 近未来の都市空間を体験①
  • 近未来の都市空間を体験②

             仁川広域市 安 相洙(アン・サンス)市長

  • 近未来の都市空間を体験③

       仁川世界都市祝典組織委員会 陳 大済(チン・デジュ)委員長

  • 近未来の都市空間を体験④

            広さ40万平方㍍を誇る松島セントラルパーク

  • 近未来の都市空間を体験⑤

 韓国の空の玄関口、仁川(インチョン)国際空港がある都市として知られる仁川の経済自由区域「松島(ソンド)国際都市」で「未来を照らす輝く明日」をテーマに、「2009仁川世界都市祝典」が今日7日開幕した。10月25日まで80日間にわたる開催中、世界100カ国から500の主要都市、1500企業、200団体が仁川に集い、人間と文化、先端テクノロジーが融合した未来都市の創造をめざし、さまざまな展示やイベント、国際会議が開かれる。この期間、外国人50万人を含む計700万人の入場者数を見込む。


◆世界10大都市に飛躍へ 仁川広域市 安 相洙(アン・サンス)市長◆

 仁川は21世紀の未来都市へと変貌しています。韓国を訪問する人々にとって「韓国の顔」の役割を果たしている仁川国際空港は、4年連続で「世界一の空港」に選ばれました。また、10月に開通する長さ18・248㌔(世界5位)の仁川大橋は、新しいランドマークになることでしょう。

 さらに、韓国初の経済自由区域である松島国際都市に「東北アジア・トレード・タワー(NEATT)」(65階建て)を建設しているほか、昨年10月にオープンした国際会議場の松島コンベンシア、2013年完成予定の超高層ツインビル「仁川タワー」(151階建て)、未来の先端技術ユビキタスが体験できる「トゥモロー・シティ」などもあります。

 仁川世界都市祝典は、仁川をはじめ世界の都市を紹介する「世界文化の街」、環境フォーラム、文化フェスティバルなど50を超えるイベントを開催します。また、世界130都市の首脳が集うアジア太平洋都市サミット(APCS)、世界環境フォーラム、世界知識フォーラム(WKF)など17の国際会議も開かれます。仁川は、2020年を目標に世界10大都市の仲間入りを果たす計画です。

 国内外の700万人以上が訪れると予想される仁川都市祝典は、世界初の都市博という点で大きな意義があります。日本のみなさまにも、仁川が提示する未来都市のビジョンに触れていただきたいと願っています。


◆共に創り上げる祝典に 仁川世界都市祝典組織委員会 陳 大済(チン・デジュ)委員長◆

 人類発展の歴史は都市発展の歴史と言えます。人類文明の結晶体である都市の発展過程を通じ、私たちは未来の望ましい都市像を予測することができます。理想的未来都市の実現は今日、世界のすべての都市が抱いている望みでもあると思います。組織委員会では、希望と可能性を詰め込んだ未来都市を眺望するために、80日間にわたり都市議論の場となる「2009仁川世界都市祝典」を開催します。

 今回開催される都市祝典は、国内外の世界的な一流都市を建設した企業が主軸となり、各種の展示と国際会議、イベントなどを繰り広げます。

 このようなさまざまなプログラムが国内外からの参加者と国民に「未来都市」のあり方を示し、「環境にやさしい」、「ニューエネルギー」のパラダイムを提示するとともに、次世代への「教育の場」として、観覧客が楽しめる「祝祭の場」を提供します。

 「投資すると利益になる、訪れると楽しい、泊まると安楽な一流都市仁川」が実感できるよう全世界に仁川の魅力を知らせていきたいと思います。「2009仁川世界都市祝典」が、未来の新しい都市を眺望する歴史の一つの区切りとして記録されることを心から願っています。

 国内外から集まった多くの都市と企業が共同で創り上げていく「2009仁川世界都市祝典」にみなさまのご声援とご参加を願ってやみません。