金大中元大統領の国葬が23日、全国民が見守るなか厳かに営まれた。国葬には約3万人が参列し、元大統領に最後のお別れをした。葬儀後、元大統領の棺は車列を伴って国会議事堂前広場を出発、葬列はソウル市内の自宅や市庁前広場などを経由して、遺体は歴代大統領が眠るソウル国立墓地に埋葬された。国葬には各国の弔問団も参加。日本の河野洋平前参議院議長をはじめ、米国のオルブライト元国務長官、中国、ロシアなど11カ国の弔問団が列席し、42カ国の首脳らが弔電を送った。この日、全国185カ所に設けられた焼香所には、深夜までに数十万人の弔問客が訪れた。