万博史上過去最多となる246の国や国際機関が参加する上海国際博覧会(上海万博)が開幕した。中国で最も活気に溢れる国際経済都市・上海市の中心部に位置する黄浦江の両岸328㌶を会場に10月31日まで開催。中国政府は入場者数を過去最多の7000万人になると見込んでいる。韓国から出展している、韓国館、韓国企業連合館、ソウル市館などは、人気パビリオンとして連日多くの来場者で賑わっている。
韓国の文化や技術力などを世界に伝え、フレンドリーシティー、カラフルライフをテーマにした韓国館は、382億ウォンが投じられ、延べ面積7683・5平方㍍、敷地面積6160平方㍍、地上3階建てで、国家館の中では中国館を除き最大規模となる。韓国館のデザインは、ハングルをモチーフにし、多くのハングル字母を建物の外壁に配置しており、独特の印象を与える。外壁には発光ダイオード(LED)4万2000個が設置され、夜にはハングル字母がより際立つように設計されている。
サムスン電子や現代自動車、LG、ポスコ、錦湖アシアナ、斗山、ロッテ、暁星、STXなど韓国企業12社が出展している韓国企業連合館は、総事業費299億ウォンを投入、敷地面積3000平方㍍の規模を誇る。内部に入ると、1階から3階までの吹き抜け部分に設置されたLCDモニター192台を使った円筒形の巨大モニュメントが、韓国と各企業のイメージを鮮やかに映し出している。
ソウル市館は、カルチャーノミックスとIT(情報技術)をテーマに、ハイソウル、ツーリングソウル、ソウルプラザ、ソウルスカイ、ソウルルネッサンスの5つのゾーンで構成されている。パビリオンに入ると、ソウル観光の魅力を紹介する横14・5㍍、縦4㍍の大型LEDスクリーンが出迎えてくれる。