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2013/08/09

<Korea Watch>33億㌦の火力発電所受注・現代重工業、サウジから

  • 33億㌦の火力発電所受注・現代重工業、サウジから

    現代重工業とサウジアラビア電力公社の契約署名式

 現代重工業がサウジアラビア電力公社(SEC)から33億ドル規模のシュケイク火力発電所建設工事の受注に成功した。同社は世界屈指のプラントメーカー10余社と激しい競争の末、今年5月に優先交渉対象者に選ばれ、4日に本契約を結んだ。昨年にもSECから32億㌦規模の発電所事業を受注しており、プラントでも現代重工業の技術力は高く評価された。造船不況をプラント受注で乗り切っている格好だ。

 この発電所はサウジアラビア南西部ジーザーン市から北に135㌔㍍離れた紅海沿岸に建設される。発電容量2640メガ㍗の超大型火力発電所で、2017年に完工する予定。現代重工業は設計から機資材の製作・供給・建設・試運転に至る全過程をターンキー方式で一括受注した。

 昨年10月には発電容量2640メガ㍗規模のジェッダサウス火力発電所を受注している。1年以内に超大型プラント工事を同じ企業に相次いで発注したのは異例だ。短期間に超大型工事を同一企業に任せる場合、設計や人材確保、工事管理、資材需給などで支障が起こる可能性があるからだ。

 現代重工業の関係者は「技術力と工事の遂行に対する高い信頼が連続受注につながった」と述べた。


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