◆サムスン、ＬＧ、パンテックが三つ巴戦◆

　高速通信ＬＴＥ（ロングタームエボリューション）より２倍速い「ＬＴＥ―Ａ（アドバンスト）」時代が本格的に到来した。ＬＴＥサービスは日本や米国などで先行して始まったが、これより２倍速いＬＴＥ－Ａは、韓国が世界に先駆けてサービスを開始。ＬＴＥ－Ａは２つの異なるＬＴＥ周波数帯域をまとめ、一つの周波数帯域のように活用する。ＬＴＥ－Ａの通信速度は、理論的には一つの映画を１分以内でダウンロードできる速さだ。

　これに合わせＬＴＥ－Ａ対応端末が続々と発売。サムスン電子の「ギャラクシーＳ４ ＬＴＥ－Ａ」に続き、ＬＧ電子とパンテックもＬＴＥ－Ａスマートフォン（高機能携帯電話）の新製品を発売。韓国国内の携帯電話メーカー３社によるＬＴＥ－Ａスマートフォン競争が本格化した。

　サムスン電子は今年６月末に世界初のＬＴＥ－Ａスマートフォンとなる「ギャラクシーＳ４ ＬＴＥ－Ａ」を発売。ＬＧ電子とパンテックは、これに追い付こうと競って製品を公開してきた。

　サムスン電子は今月公開する「ギャラクシーノート３」にもＬＴＥ－Ａを適用するとみられ、今年第３四半期（７～９月）にはハードウエアよりも速度競争が激しくなると予想されている。

つづきは本紙へ