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2013/12/06

<Korea Watch>キューバ経済に浸透する韓流

  • キューバ経済に浸透する韓流

    ハバナ展示会でのサムスンブース

◆ドラマ人気が韓国製品の販売後押し◆

 韓流ブームがキューバで盛んだ。1959年のキューバ革命後、同国は社会主義政策を施行している。そのうえ韓国との国交がない点を勘案すると、韓流に対する関心は異例だ。

 キューバの韓流ブームに最も大きな影響を与えたのは、韓国ドラマだ。韓国ドラマがキューバに入った時期は、2~3年前と推定されている。当時、中南米の一部国家で韓国の音楽を楽しむ若者が増えたが、ドラマの視聴者も増加。この現象がクチコミでキューバに広まったといわれている。韓流は、CDやポータブル保存装置(USBメモリー)などを通じて広まった。キューバ現地のインターネット環境は、旧モデムを使用していた90年代の韓国のようにリアルタイムでの動画鑑賞が困難であるためだ。

 今年2月からは、キューバの放送会社が午後9時からの韓国ドラマ放映を開始。すでに韓国ドラマ「僕の妻はスーパーウーマン」「お嬢さんをお願い」が放映され、「シークレットガーデン」も開始。尹相鉉氏のキューバ訪問は、これらのドラマ出演の人気によるものだ。尹相鉉氏は「キューバで有名だと初めて聞いた時は信じ難かったが、人々がドラマの挿入歌を口ずさむほどに関心度が高かった」と話した。

 ドラマの人気は韓国の人々、文化と食、製品に対する関心に繋がっている。現地に2カ所ある韓国語学堂には、受講生が大挙に集まっている。韓国について学ぶための集まりも増えた。


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