◆市場規模8兆7800億ウォンに成長◆
今や生活に定着した感のあるテレビショッピングが20年を迎える。1995年8月1日、ハイショッピング(現在のGSショップ)が韓国初のテレビショッピング放送を開始した。初めて販売されたのは、テレビやビデオデッキなどのリモコンを一つにまとめる「学習リモコン」だった。注文は10件足らず。しかも、局内のスタッフが好奇心で注文した分がほとんどだった。
そんなテレビショッピングが現在では百貨店や大型スーパーと並ぶ主要流通チャンネルの一つとなった。昨年現在、韓国のテレビショッピング市場の規模は約9兆ウォンに上る。放送開始当初、10分に1回のペースで鳴っていた注文の電話は、1分に1000コールまで急増した。今年は韓国でテレビショッピングが生まれて足掛け20年目だ。韓国のテレビショッピングは、小売業に占める割合と売上高で世界最高水準に達している。
韓国商工会議所が発行した2014年の流通業界白書によると、昨年韓国のテレビショッピング市場の規模は8兆7800億ウォン。これは、95年のテレビショッピング発足初年度の売上高(34億ウォン)の2582倍に上る。業界では、今年のテレビショッピング市場の規模が昨年比9%増の9兆5300億ウォンになると予想した。また、利用者数が1500万~1600万人に達すると推定している。
発足当時2局に過ぎなかったテレビショッピング専門局は、6局に増えた。01年秋、農水産ホームショッピング(現NSホームショッピング)、ウリホームショッピング(現ロッテホームショッピング)、現代ホームショッピングが相次ぎ開局し、12年には中小企業製品専門の販売チャンネル「ホームショッピング」が発足した。
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