◆中東中心からアジア新興国へ比重シフト◆
韓国の建設各社は昨年652億ドルの受注成果を上げた。2010年に政府主導で受注したアラブ首長国連邦(UAE)の原発事業を除くと、過去最高を記録した。特に累積受注額6000億ドルの達成は、現代建設が1965年に国内建設会社としては初めてタイの高速道路工事を受注して以来、48年目にして築いた金字塔だ。
今年に入ってからも大型受注が相次いでいる。現代建設、現代エンジニアリング、GS建設、SK建設など国内4大建設会社が合弁会社を設立してイラクで60億4000万㌦の製油所建設受注に成功した。単一の工事金額規模としては12年にハンファ建設がイラクの新都市建設工事を80億㌦で受注して以来、最大となる。
韓国は現在、世界トップ5に入る建設強国だ(13年8月、米ENR調べ)。海外建設受注額は韓国全体の輸出をリード。一昨年は649億㌦を記録し、石油製品(562億㌦)、半導体(504億㌦)、自動車(472億㌦)、船舶(397億㌦)の輸出額を上回っている。
海外の現場で採用されている韓国の人材も08年末の9000人から12年末には2万8000人と3倍以上に増え、雇用誘発効果も大きい。
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