◆現代経済研究所「2014年韓国10大トレンド」発表◆
現代経済研究院は、今年予想される韓国内の動向を10種類にまとめた報告書「2014年国内10大トレンド」を発表した。国内経済、社会などの分野から、中成長時代への突入、新たな南北経済協力の模索などが挙げられた。
◆中成長時代へ 韓国経済はリーマンショック以降続く低成長期を抜け出すが、高成長の限界に直面し、中成長時代に突入する見通しだ。中成長時代の特徴としては、製造業・輸出から内需・サービス業への重心移動、家計消費の遅い回復、企業の不十分な投資余力などを挙げることができる。
また、高齢化社会への突入と福祉予算の拡大、成長率不十分などで納税者の租税負担が大きくなるだろう。
◆スマート消費の拡大 最小のコストで最大の効用価値を追求するスマート消費が拡散し、実質所得が増えても実質消費拡大にはつながらないだろう。高齢化の深刻化、雇用安定性の低下、住居費用の上昇などは、現在の消費を増やすより、将来のための貯蓄的な消費形態を誘導することから消費の回復は限定的であるとみられる。
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