◆泥沼化する特許紛争、クロスライセンスで対抗◆
アップルとサムスンの特許訴訟は、アップルが米国カリフォルニア州でサムスンを提訴した2011年4月に始まった。アップルは1次訴訟で1台当り特許料を7㌦14㌣で要求した。
14年2月、1次特許訴訟ではサムスン電子に対して9億2900万㌦の賠償額という陪審員評決が下された。サムスン電子はアップルに完敗した。
両社は米国以外でも日本、イタリア、オランダ、英国、フランス、オーストラリアなどで訴訟合戦を繰り広げてきた。日本では14年3月の特許訴訟1審で、アップルのアイフォーン4S、アイフォーン4、アイパッド2がサムスンのデータ送信技術を侵害しなかった、とアップル側に軍配を上げた。
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