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2021/08/20

<Korea Watch>韓国企業と日本企業 第100回 JビューティーとKビューティー、競争から協走へ②                                                   多摩大学経営情報学部・大学院経営情報学研究科 金 美徳 教授

◆Cビューティーの台頭が起こす地殻変動◆

 Kビューティーは、2016年米国市場に参入するや否や、韓国コスメブームを巻き起こしている。Kビューティーの1番の強みは、何よりも徹底したローカライゼーション、すなわち現地消費者のニーズをより深く満たし、現地顧客を開拓したことである。その秘訣の1つは、韓国コスメの製造工程にある。韓国コスメは、その大部分がOEM(相手先ブランドによる生産)で作られている。また、一般的なOEMは、委託側が商品アイデアを提案し、受託側が提案通りに生産するが、韓国コスメのOEMは受託側が委託先に商品アイデアを提案するケースの方が多い。この韓国コスメのOEMは、委託側も受託側もメリットがあるという。OEM委託側は、販売に専念することができる。


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