◆過当競争に突入するサムスンバイオロジクス◆
2018年8月、李在鎔サムスン電子副会長は、4大未来成長産業(3年間に25兆㌆の投資金額)を発表した。4大未来成長産業としては、AI(人工知能)、5G(第5世代) 移動通信システム、電装部品、そしてバイオの4分野を掲げた。
これまでサムスンバイオロジクス(以下バイオロジクスと略)のライバルは、ベーリンガーインゲルハイム(ドイツ、30万㍑生産設備を保有)、ロンザ(スイス、26万㍑の動物細胞培養設備を保有)など欧州企業と最近台頭しつつある中国企業であったが、足元の韓国内での主導権争いが浮上している。
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