◆主要事業に陰りを見せるサムスン電子◆
サムスン電子の事業構造を過去そして未来も決定づけてきたのが、大規模投資と大型M&Aである。これらを起爆剤として、外部から優秀な人材と技術を融合しながら、積極的な経営を展開してきた。それらを可能としてきたのが、豊富な資金である。
最近の大規模投資を確認すると、2018年8月に未来成長産業4分野に180兆㌆規模の投資をすると表明したのに続き、19年4月にはシステム半導体の「ビジョン2030」で133兆㌆、同10月にはQD(量子ドット)ディスプレーに13兆1000億㌆などが挙げられる。
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