◆ファーウェイ空白にも精彩を欠くサムスン電子◆
2021年9月、中国の通信機器大手ファーウェイ(本社:中国深圳市)の取締役副会長兼輪番会長である徐直軍(エリック・シュー)氏は、米国によるサプライチェーンへの制裁が長引く現在、今年のスマートフォンの売上が300~400億㌦(35・5~47・4兆㌆)減少するとの見通しを示した。米国政府が昨年9月から輸出規制を強化したため、ファーウェイは、半導体などの調達が制限され、スマートフォンの生産に重大な損害を受けた。
具体的には21年1~6月上半期のファーウェイの売上高は、前年同期比29・4%減の約58兆3480億㌆にとどまった。スマートフォン事業の損失を5G(第5世代移動通信システム)関連分野で補えなかったことも明らかにした。
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