◆現代経済研が報告書、「カーボンニュートラル時代の国際秩序の変化と韓国の対応」◆
現代経済研究院は、報告書「カーボンニュートラル時代の国際秩序の変化と韓国の対応」を発表した。報告書は、炭素中立(カーボンニュートラル)時代への移行に伴う経済・社会の変化についての客観的な分析が必要であり、これにより発生する可能性のある肯定的効果を最大化し、否定的影響を最小化するための対応策作りが必要だと強調した。
カーボンニュートラル時代への移行に際し、民間主導の新しいエネルギーガバナンスを構築し、カーボンニュートラルビジョンに共感する全ての利害関係者の参加を引き出す必要があると提案した。
また、企業の成長と環境を同時に考慮しながら、実現可能なポリシーを実装できる環境づくりと持続成長可能なポリシーの策定が必要であり、エネルギー産業を俯瞰的に見る統合的なビジョンを示して利害関係を調整できるエネルギー体系の実現が必要であるとした。また、責任ある国際社会の一員として連帯と協力を強化し、グローバルな問題の解決過程に能動的な参加が必要となると予想した。
低炭素経済の実現による経済的コスト・損失発生による経済成長の阻害も懸念される一方、中長期的に潜在成長力の拡充と持続可能な成長の契機づくりが必要である。カーボンニュートラル移行プロセスの対応方針の意向が強いほど潜在成長力への影響を減らすことができ、利益が大きいと評価されている。しかし、世界的にカーボンニュートラルの推進に伴う切り替えコストは大きくなると予想されている。
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