◆現代経済研が報告書「COVIDショック下の韓国経済」を発表◆
現代経済研究院は報告書「COVIDショックに閉じ込められた韓国経済―最近の国内外リスク同時多発化の原因と示唆点」を発表し、韓国経済をめぐる対外および対内的リスクを分析した。
新型コロナウイルスの変異株流行による防疫状況の悪化で、第3四半期の国内経済は内需低迷の打撃を受けた。報告書は、国際原油価格の変動、チャイナリスク、インフレ、負債調整ショックなどの不確実性要素を挙げ、景気回復に対する懸案と見通しを示した。特に変異株に対応するため7月以降、防疫措置(社会的距離の確保)の強化で消費心理が萎縮し、内需を中心に景気回復の勢いが大きく弱まっている現在の状況を評価した。
報告書は、国際原油価格について、需要の急速な回復と資源ナショナリズムが重なり、上昇傾向が持続しているが、2022年以降は供給不足が緩和され、価格の安定が予想されるとした。ただし、中東地域で些細な地政学的リスクが発生しただけで、国際原油価格は1バレル=100㌦以上に急騰する可能性もあると警告した。
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