◆韓国銀行が報告書、「2022年2月経済展望」を発表◆
韓国銀行は今年、消費者物価上昇率が10年ぶりに最高値を記録すると見通した。ウクライナ危機で国際原油価格が高騰した影響だ。韓銀は物価安定のために来年まで緊縮財政を続けていくものと見られる。韓銀金融通貨委員会は、「2022年2月経済展望」報告書で、今年の消費者物価上昇率をこれまでの2%から3・1%に1・1㌽上方修正した。これに先立ち韓銀は昨年11月、今年の物価上昇率を2%と見通していた。しかしグローバルサプライチェーンの混乱による米国物価引き上げやウクライナ危機などの地政学的リスクが重なり、従来の見通しを修正した。
韓銀が年間3%台の物価上昇率予測を提示したのは12年4月(同年の上昇率を3・2%と予測)以来、10年ぶり。物価上昇率は昨年10月から今年1月まで、4カ月連続で3%台を記録している。国際原油価格の高騰、グローバル供給網のボトルネック現象などを反映した結果と解釈される。
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