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2022/02/11

<Korea Watch>高まるICT産業の比重

◆現代経済研が報告書、「コロナ危機2年、経済・産業構造変化と示唆点」◆

 現代経済研究院は報告書「新型コロナ危機2年の経済・産業構造変化と示唆点」を発表した。報告書は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以降、市場の需要と産業構造が変化し、情報通信技術(ICT)産業の比重が高まっていると分析。特に半導体とコンピューター産業がコロナ禍の受益を大きく得たことが分かった。ICT産業が国内総生産(GDP)に寄与する産業付加価値の比重が増加し、金融や不動産業の地位が上昇した。一方で新型コロナウイルスの余波が直撃した宿泊・飲食業、文化・その他産業は大きく落ち込んだ。韓国の経済成長率は、新型コロナウイルス流行以前の2019年の2・2%から2020年はマイナス0・9%に下落し、経済に衝撃を与えた。しかし、2021年には反動により、現代経済研究院は同年の経済成長率を4%前後と推定した。


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