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2022/02/18

<Korea Watch>原油依存度OECD1位の韓国

◆現代経済研が報告書、「国際石油価格の上昇が産業競争力に与える影響と示唆点」◆

 現代経済研究院は報告書「国際油価上昇が産業競争力に及ぼす影響と示唆点」を発表し、OECD加盟諸国のうち、原油依存度が1位の韓国経済がオイルショック長期化の可能性に備えなければならないと改善策を立てるよう指摘した。
国際原油価格が急速に上昇し、2008年4月~8月、11年2月~14年8月に続き、史上3度目の1バレル=100㌦時代突入の可能性が増している。

 今後、オミクロン株流行がピークを迎え、エンデミック(風土病化)に転換していく可能性が増すにつれ、世界経済の回復の勢いが強化され、原油需要は高まると見込まれる。一方、原油供給の面でOPECプラスの追加増産の可能性が高くないため、需給不均衡による原油価格の高止まりが長期化する可能性が高い。特に、ウクライナ危機の影響で原油の代替材である天然ガス価格が上昇し、国際原油価格が下方硬直性を示すとみられるが、中東地域で局地的な紛争が発生した場合、国際原油価格は現水準よりさらに急上昇すると予測される。


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