◆韓国銀行が報告書、「サプライチェーン支障の特徴と国内産業への影響」発表◆
韓国銀行は報告書「グローバルサプライチェーン支障の特徴および国内産業への影響」を発表し、国際情勢の変化によるグローバルサプライチェーンの混乱で、生産は大きく減少していないが、コスト増加による採算性の悪化は拡大していると分析した。報告書は、産業別の稼働率を見ると、4月基準で自動車、機械など、一部を除く多くの産業で稼働率がコロナ以前の水準を回復したと指摘した。グローバルサプライチェーン危機にも関わらず、生産減少は防げたことを意味する。
自動車は昨年末以降の生産は改善しているが、中国の都市封鎖による一部部品の供給が滞り、3月以降は減少に転じた。建設業の場合、昨年以降、資材価格が大きく跳ね上がった上、ロシアへの依存度の高い有煙炭の需給不安定などが加わり、回復が遅れている。機械装備分野の場合、半導体製造用機器の導入遅延などの影響で特殊目的用機械を中心に生産が減少した。
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