◆現代経済研が報告書、「国内中産層離脱世帯の現状と示唆点」発表◆
現代経済研究院は報告書「国内中産層離脱世帯の現状と示唆点」を発表し、新型コロナウイルスや経済の鈍化により、中産層世帯の下位層への転落が増えており、対策が急がれると主張した。同報告書の分析によると、この1年間に中産層から下位層に転落した世帯は12・9%で上位層入りした世帯(9・3%)より多かった。
下位層転落世帯は、女性と高齢世帯の割合が高かった。下位層転落世帯の女性世帯主比率は、上位層上昇世帯の約2倍で、女性世帯主の下位層への転落が多いことが分かった。
報告書は新型コロナウイルスの世界的流行、インフレ、通貨緊縮(政策金利引き上げ)、ウクライナ危機など、様々なリスクが同時多発的に発生し、各国の経済及び社会基盤を成す中産層の危機が進行していると指摘した。
つづきは本紙へ