◆現代経済研が報告書、「注意が必要な新興国債券市場発金融不安の可能性」発表◆

　現代経済研究院は「注意が必要な新興国債券市場発金融不安の可能性」と題する報告書を通じて、主要国の金融引き締め基調が予想より長引く場合、新興国の債券市場を中心に資本の流出が発生する可能性があると分析した。

　グローバル金融市場は主要国の緊縮財政で新興国に流入する流動性が縮小しているだけでなく、今後の主要先進国の金利引き上げ基調が予想より長期化する場合、新興国金融市場の変動性拡大によるリスク上昇の可能性も排除できない状況だ。現在、先進国の緊縮サイクルは終盤に達したと評価されるが、金利引き上げの可能性が大きいだけでなく、インフレ（物価上昇）抑制のため緊縮財政基調が長期化する可能性が排除できない状況だ。

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