◆現代経済研が報告書、「対中輸出減少が韓国経済に及ぼす影響と示唆点」発表◆
現代経済研究院は「対中輸出減少が韓国経済に及ぼす影響と示唆点」と題する報告書で中国向け輸出の減少が続く中、中国市場の需要の後押しなしには韓国産業の景気回復が見込めないと分析、チャイナリスクへの対応力を高める必要性を訴えた。韓中経済の相互作用的な貿易の関係性により景気の同調性が存在することが予想され、最近になって中国経済の低迷可能性が台頭し、中国経済の危機は韓国経済の一定部分に否定的な影響を及ぼすと分析した。
現代経済研究院が単純な相関関係分析で中国経済と韓国経済の関連性を確認したところ、中国の第1四半期前の経済成長率と韓国の第1四半期の経済成長率との間に有意な正の相関関係がみられた。一方、G20諸国の多くの第1四半期前の経済成長率と韓国の第1四半期の経済成長率との間には有意な相関関係が現れていない。報告書は、中国市場が依然として韓国の最大輸出市場であることを考慮すれば、昨今の中国における経済状況の急変が韓国経済にとって最重要リスクであることは否定できないとした。また、中国経済の浮き沈みが韓国経済に影響を及ぼすと仮定した場合、その主な矛先は輸出だという。
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