◆AI搭載スマートフォンで勝負するサムスン電子◆
昨年サムスン電子は、年間スマートフォンの出荷台数でアップルに初めて追い抜かれたものの、AI(人工知能)フォンとフォルダブル(折り畳み式)フォンを起爆剤として、今年第1四半期に入り再びトップの座を奪い返した。
サムスン電子は、フォルダブルフォンで差別化を図ろうとしたが、アップルをはじめ、ファーウェイ、シャオミ、OPPOなど中国企業もフォルダブルフォンを販売し追い上げている。グーグル、モトローラも追撃陣に加わり、サムスン電子の独自色は薄れてしまった。
サムスン電子がシェアでは勢いをつけたものの、プレミアムスマートフォン(600㌦以上/台)市場の主導権は、アップルに奪われたままである。昨年のプレミアムスマートフォン市場でアップルのシェアは71・0%、サムスン電子の17・0%を圧倒した。
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