◆AIロボットで事業多角化を図るサムスン電子◆
韓国社会は高齢化に伴う定年退職者の増加と出生率の低下により、労働力人口の減少に歯止めがかからない。このため一人当たりの生産性向上が緊急の課題となっている。この課題を解決する手立てのひとつとして注目されているのがロボットである。
アイルランドの市場調査会社リサーチ・アンド・マーケッツのデータによれば、世界の生活補助型ロボット市場規模は2023年の114・4億㌦から30年には566・9億㌦に拡大すると予測している(図表①)。この間の年平均成長率は25・7%である。
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