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2019/10/18

<オピニオン>転換期の韓国経済 第116回                                                       日本総合研究所 向山 英彦 上席主任研究員

  • 転換期の韓国経済 第116回                                                       日本総合研究所 向山 英彦 上席主任研究員

    むこうやま・ひでひこ 1957年、東京生まれ。中央大学法学研究科博士後期課程中退、ニューヨーク大学修士。証券系経済研究所などを経て、2001年より(株)日本総合研究所勤務、現在調査部上席主任研究員。中央大学経済学部兼任講師。主な著書に「東アジア経済統合への途」など。

  • 転換期の韓国経済 第116回                                                       日本総合研究所 向山 英彦 上席主任研究員

◆規制緩和を進めて投資の促進を◆

 2000年代の韓国経済は輸出と設備投資が伸び、年平均4・4%の成長を記録したが、11年以降2~3%台の成長が続いている。
 
 成長率が低下したのは、対中輸出依存度の上昇に伴い、中国経済の影響を強く受けるようになったためである。中国で高成長が続いた時期は資源や中間財に対する需要が急増し、海運、造船、鉄鋼、ITなど韓国の主力産業に追い風となったが、近年は中国の成長減速と国産化の進展によって、輸出の増勢が弱まり、低成長につながっている。


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