◆日本のサプライヤーへの影響注視を◆
今年の韓国経済をみていく際に注目したいのが、半導体と自動車業界の動きである。半導体は韓国の輸出(ならびに設備投資)の牽引役であり、需要の回復が期待されている。他方、自動車業界は近年厳しい状況が続いてきたが、現代自動車は急ピッチで改革を進めており、その成果が表れ始めた。
2019年は世界経済の減速と米中貿易摩擦の影響により、輸出額が前年比10・3%減(速報値)、とりわけ全体の約2割を占める半導体は25・9%減と急減した。
輸出額の大幅減少は、半導体や石油製品などの市況品の価格下落によるところが大きい。実際、GDPベースの財輸出は18年10~12月期、19年1~3月期に前期比マイナスとなった後、4~6月期、7~9月期と2期連続でプラスである。
今年は半導体を軸に、輸出の回復が期待される。それを裏づけるように、韓国貿易協会が
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