◆シェア挽回へ急ピッチで改革進めよ◆
現代自動車(北京現代)の中国事業は厳しい環境下に置かれている。コストパフォーマンスの良さを武器に2014年までほぼ右肩上がりで販売を伸ばしたが、近年は減少に歯止めがかからない。その一方、16年、17年に第4、第5工場が稼働した結果、過剰生産能力を抱えているのが現在である。
こうした環境に陥ったのは、さまざまな要因が重なったことによるものである。
第1は、中国の経済成長率の低下(米中対立も影響)により、自動車販売全体にブレーキがかかっていることである。
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