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2020/06/05

<オピニオン>曲がり角の韓国経済 第54回 新型コロナ第2波の懸念高まる韓国                                                     ニッセイ基礎研究所 金 明中 准主任研究員

  • 曲がり角の韓国経済 第54回 新型コロナ第2波の懸念高まる韓国                                                     ニッセイ基礎研究所 金 明中 准主任研究員

    キム・ミョンジュン 1970年仁川生まれ。韓神大学校日本学科卒。慶應義塾大学大学院経済学研究科前期・後期博士課程修了。独立行政法人労働政策研究・研修機構アシスタント・フェロー、日本経済研究センター研究員を経て現在、ニッセイ基礎研究所准主任研究員。

◆感染再拡大の事態招く「気の緩み」に警戒を◆

 新型コロナウイルス対策として検査、隔離、情報公開を徹底している韓国で新型コロナウイルス感染の第2波の警戒が広がっている。5月6日にソウルの代表的な繁華街である梨泰院にあるナイトクラブで初の感染者が発生してから、次々と感染者が見つかり、6月1日時点の感染者数は270人まで増加した。また、5月末に富川の物流センターで発生した集団感染で100人以上の感染者が確認された。4月30日にようやく国内の感染者数が0人になり、5月6日からは防衛レベルを「生活防疫」に転換したものの事態は急変し、感染の再流行が懸念されている。


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