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2020/04/24

<オピニオン>韓国経済講座 第227回                                                        アジア経済文化研究所 笠井 信幸 筆頭理事

  • 韓国経済講座 第227回                                                        アジア経済文化研究所 笠井 信幸 筆頭理事

    かさい・のぶゆき 1948年、神奈川県横浜生まれ。国際開発センター研究員、ソウル大学経済研究所客員教授、秀明大学教授。アジア経済文化研究所筆頭理事・首席研究員、育秀国際語学院学院長。

  • 韓国経済講座 第227回                                                        アジア経済文化研究所 笠井 信幸 筆頭理事

◆重たい荷物◆

 重たい荷物を背負った格好だ。4月15日に行われた第21代国会議員総選挙で、与党・共に民主党は、改選前の128議席から180議席へと大きく議席を伸ばした。韓国議会には、与野党が対決する法案は6割の賛成がなければ上程できないルールがあるが、これで与党単独で対決法案も上程できるようになった。したがって、今後政局の主導権を確保し、レームダックが言われた任期後半の文在寅政府も安定的に国政を導いていくことができる基盤ができたことになる。勝因となった最大の要素は、新型肺炎による未曽有の危機状況が結果的に与党に大きな力になったといわれる。


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