◆韓日貿易縮小に企業のグローバル化が影響◆
2000年から20年の間に、韓国の対日輸入依存度が19・8%から9・8%、同輸出依存度が11・9%から4・9%と、韓国の貿易面での日本の比重が著しく低下した。
日本の比重低下は韓国の対中貿易の急拡大によるところが大きいが、韓国の国産化(含む日系企業の現地生産)に加えて、企業活動のグローバル化に伴いサプライチェーンが韓日の枠を超えたことも影響している。
積層セラミックコンデンサ(MLCC)を例にとろう。MLCCは、セラミックスの誘電体と金属電極を多層化することにより小型・大容量化を図ったチップ型コンデンサで、電圧の安定やノイズの除去機能をもっており、電子機器とくにスマートフォン、最近では電気自動車に多く搭載されている 。
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