2021/01/08
<オピニオン>曲がり角の韓国経済 第61回 韓米に続き韓日スワップ取極の再開は可能か ニッセイ基礎研究所 金 明中 主任研究員
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1970年韓国仁川生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科前期・後期博士課程修了(博士、商学)。独立行政法人労働政策研究・研修機構アシスタント・フェロー、日本経済研究センター研究員を経て、2008年からニッセイ基礎研究所。日本女子大学現代女性キャリア研究所客員研究員、日本女子大学人間社会学部・大学院人間社会研究科非常勤講師を兼任。専門分野は労働経済学、社会保障論、韓日社会政策比較分析。
◆両国政府が知恵を絞って問題解決を◆
韓国銀行は2020年12月17日、米国の米連邦準備理事会(FRB)と20年3月に締結した600億㌦規模のスワップ取極を6カ月延長すると発表した。20年7月29日の1回目の延長発表以降の2回目の延長で、これにより米国とのスワップ取極の満了時期は21年3月31日から21年9月30日まで伸びることになった。韓国は今まで米国と2回スワップ取極を締結した。
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