ここから本文です

2021/06/04

<オピニオン>曲がり角の韓国経済 第66回  韓国の若者が仮想通貨に熱狂する理由                                                       ニッセイ基礎研究所 金 明中 主任研究員

  • 曲がり角の韓国経済 第66回  韓国の若者が仮想通貨に熱狂する理由                                                        ニッセイ基礎研究所 金 明中 主任研究員

    1970年韓国仁川生まれ。慶應義塾大学大学院経済学研究科前期・後期博士課程修了(博士、商学)。独立行政法人労働政策研究・研修機構アシスタント・フェロー、日本経済研究センター研究員を経て、2008年からニッセイ基礎研究所。日本女子大学現代女性キャリア研究所客員研究員、日本女子大学人間社会学部・大学院人間社会研究科非常勤講師を兼任。専門分野は労働経済学、社会保障論、韓日社会政策比較分析。

◆格差縮める唯一逆転のチャンスに◆

韓国では仮想通貨に対する若者の関心が高まる中で、価格の乱高下により被害を受ける者も増加している。仮想通貨とは、国家やその中央銀行によって発行された法定通貨ではなく、ブロックチェーンという仕組みにより管理される「暗号資産」で、主にインターネット上で電子的な決済手段として広く流通している。最近は、法定通貨との混同を防止するために、「暗号資産」という名称も使われており、仮想通貨の代表的な例として「ビットコイン」や「イーサリアム」などが挙げられる。


つづきは本紙へ


バックナンバー

<オピニオン>