◆労働実態の把握と処遇改善の対応が急務◆
新型コロナウイルスが長期化している中で日韓両国においてギグワーカーが増加している。「ギグワーク」とは、個人がインターネットの仲介プラットフォームなどを通じて企業と雇用関係を結ばずに請け負う単発の仕事のことを意味し、ギグワークを行う人は「ギグワーカー」と呼ばれる。インターネットのプラットフォームを通じて単発の仕事を請け負う働き手の名称は一つに統一されず、ギグワーカー以外にもフリーランス、クラウドワーカー、プラットフォーム労働者などの言葉が混在して使用されている。
辞書等の意味合いでは、プラットフォームには、①駅などで、客が乗り降りし、荷物を積みおろしする場所と、②オペレーティングシステムやハードウエアなど、コンピューターを動作させる際の基本的な環境や設定などの意味があり、クラウドソーシングでは、後者の意味が使われている。
最近、スマートフォンやタブレットPCの普及により、プラットフォームはまるで既存の労働市場のように需要と供給をつなげる役割をしている。
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