6月は株主総会の時期であるが、日本では約2300社の定例株主総会が開催される。2021年今年の株主総会では、コーポレートガバナンスと「地政学情報」が注目されるであろう。コーポレートガバナンスが注目される理由は、2021年6月金融庁と東京証券取引所が、ガイドラインとなる「コーポレートガバナンス・コード」の大幅な改革を断行したからである。コーポレートガバナンスとは、企業統治と訳され、株主やステークホルダーの利益を最大化するため、企業不祥事の防止と長期的な企業価値向上を目的として、社外取締役・監査役および委員会の設置、取締役と執行役の分離などを行うことである。
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