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2021/05/28

<オピニオン>韓国経済講座 第238回                                                        アジア経済文化研究所 笠井 信幸 筆頭理事

  • 韓国経済講座 第238回                                                        アジア経済文化研究所 笠井 信幸 筆頭理事

    かさい・のぶゆき 1948年、神奈川県横浜生まれ。国際開発センター研究員、ソウル大学経済研究所客員教授、秀明大学教授。アジア経済文化研究所筆頭理事・首席研究員、育秀国際語学院学院長

  • 韓国経済講座 第238回                                                        アジア経済文化研究所 笠井 信幸 筆頭理事

◆コロナ通信簿◆

 2020年の1年間、コロナパンデミックにより世界各国は同じように経済活動が停止された。言い換えれば、世界各国がコロナ禍という「共通テスト」を受け、その中で各国政府、企業がどれだけ成果を出し得たのかを見るのは興味深い。2020年はそうした試験期間で、その通信簿が出た。各国政府発表の2021年第1四半期の実質GDP成長率(前年同期比)が発表された。コロナ禍初期の2020年の1~3月の実質国内総生産額からこの1年でどれくらいの増減があったのかを示すものでる。

 東・東南アジアの実績を列挙すると、中国が18・3%増、台湾8・2%増、韓国1・8%増、シンガポール1・3%増、マレーシア0・5%減、インドネシア0・7%減、日本1・8%減、タイ2・6%減、フィリピン4・2%減となった。


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