◆韓日医療連携で欧米企業の牙城切り崩しを◆
世界の医療関連市場は、医療概念を拡大解釈して独自に試算したところ9兆2766億ドル(1068兆円)に達する。内訳は、医療費7・5兆㌦(WHO)、医療機器3403億㌦、医薬品1兆2504億㌦、介護1112億㌦、ペット医療747億㌦(ペット関連市場1250億㌦)である。OECD(経済協力開発機構:38カ国)の医療費伸び率は、報告書「Healthata Glance2019:OECDIndicators」によると、今後12年間でGDP成長率を上回ると見られている。また、「医療費の対GDP比」のOECD諸国平均は、2018年8・8%が、30年までに10・2%に達すると予測されている。現在の主要国「医療費の対GDP比」は、1位米国16・9%、2位スイス12・2%、3位ドイツ・フランス・日本11%である。一方、メキシコ・ラトビア・ルクセンブルク・トルコなどは同6%を下回っている。
世界各国は、急成長・拡大する世界医療市場の開拓と需要の取り込みに躍起になっている。そこで医療経営に対する関心が高まっており、具体的には医療経営戦略、医療データ、医療(患者)マーケティング、医療機関のグローバル戦略、外国人医療問題、地域医療、医療経済、医療機関の組織人事・財務など多岐にわたる。
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