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2022/11/11

<オピニオン>韓国企業と日本企業 第122回 SDGs達成に向けたESG経営とSX戦略    多摩大学経営情報学部・大学院経営情報学研究科 金 美徳 教授

  • 韓国企業と日本企業 第121回 北朝鮮の外交戦略と生存方式の論理    多摩大学経営情報学部・大学院経営情報学研究科 金 美徳 教授

    キム・ミトク 多摩大学経営情報学部及び大学院経営情報学研究科(修士・博士課程)教授、アクティブ・ラーニングセンター長。1962年兵庫県生まれ。早稲田大学院国際経営学修士・国際関係学博士課程修了。㈱三井物産戦略研究所を経て現職。

◆韓国のESG経営は量から質への転換を◆

 世界各国は、SDGsの17ゴールと169ターゲットを2030年までに達成すべくこれまで以上に拍車をかけて政策を強化している。また、世界の企業もSDGs達成に向けたESG投資・経営や、稼ぐ力とESGを両立させる経営への転換であるSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)が活発化している。

 韓国は、韓国企業支配構造院(KCGS)が、21年8月「ESG模範規準」を改正し、韓国企業に健全なESG経営の方向性を提示した。「ESG模範規準」は、韓国企業(上場会社)のESG評価に活用されると共にESG経営基準及び政府の各種政策に関する参考資料として活用されている。また、韓国企業が水素経済・社会の実現とカーボンニュートラルの達成のためのグリーン政策や「ESG模範規準」にしたがって積極的にESG経営を展開している。


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