◆米新法案と中国依存が課題の韓国企業◆
米中の覇権競争激化やロシアによるウクライナ侵攻などを契機に、国際社会は新冷戦ともいえる段階に入った。米国のバイデン政権が同盟国や友好国と協力しながら、中国に依存しない供給網の構築を図っている一方、米国の制裁を受けている中国は半導体の自給率向上やEV(電気自動車)の生産拡大など、製造強国への道を突き進んでいる。米中対立の狭間で、韓国企業は難しい課題に直面している。一つは、米国の新法案への対応である。バイデン政権に協力して、米国での生産(サムスン電子は半導体、現代自動車はEV、SKとLGグループはEVバッテリー)に向けて準備してきた韓国の4大財閥にとって衝撃的な内容であった。
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