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2022/03/25

<オピニオン>韓国経済講座 第246回                                                        アジア経済文化研究所 笠井 信幸 筆頭理事

  • 韓国経済講座 第246回                                                        アジア経済文化研究所 笠井 信幸 筆頭理事

    かさい・のぶゆき 1948年、神奈川県横浜生まれ。国際開発センター研究員、ソウル大学経済研究所客員教授、秀明大学教授。アジア経済文化研究所筆頭理事・首席研究員、育秀国際語学院学院長

  • 韓国経済講座 第246回                                                        アジア経済文化研究所 笠井 信幸 筆頭理事

◆立つ鳥跡を濁さず?◆

 3月9日に投票が行われた韓国大統領選挙で、保守系の最大野党の尹錫悦氏が当選し、これで5年ぶりに保守政権が誕生することになった。文在寅大統領の悪政とコロナ禍がもたらした負の遺産にどう立ち向かうかが注目されよう。

ところで、コロナ禍によって大きな被害を受けたとするのがサービス産業である。この業種は、個々が小規模資本で経営されている店舗・事務所などが多いことや、消費者と直結した対面サービス形態が多いこと、さらに大人数が集まるところでの営業スタイルなどコロナ感染リスクが高いことが特徴である。さらには介護・福祉施設、病院・診療所など身体弱者、高齢者、持病患者などの重症化リスクの高い事業領域も含まれる。


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